【Web制作向け】
Notionで料金表を作成
– 関数機能Formulaを使おう –

お仕事の依頼者様に、自分の受注している金額感をどう示そう…
案件ごとに頼まれる内容が違うから、
その時その時で条件にあったもので良いから料金表要らないでしょ…

という方向けに、これらを可能な限り対策したNotionでの料金表を作ってみました!
そして作り方紹介でおしまいではなく、なぜこの作りにしたのか?の活用事例もご紹介します。

完成版はこんな感じです。

Notionの中でも「Formula」という関数機能を使っております。
この機能を使い倒していけるよう、解説していきます!

目次

作成手順の概要

まずは、Databaseから「Table view」を選択して新規のビューを作ります。
やりたいことを簡単にまとめると

・各項目の単位の入力(頁数や時間など)
・単価の入力欄
・上記2つの掛け算で項目ごとの金額算出
・合計金額の表示

じゃあ、完成版の画像の「チェックボックス□」は何?となりますが、
これは案件ごとに必要なページや項目だけをチェックして、金額を出すためのきっかけになります!

よく使う必須のページや、滅多にないけれどたまに依頼されるページも含めて、可能性があるものを項目だししておくと良いです。
これで案件ごとに料金表を作らずとも、必要なものだけにチェックをつけて金額が算出されるわけです。

関数機能 Formula

ここからNotionで実際に作り込んでいきます。まずは、画像のように
「項目名(タイトル)」「チェックボックス(チェックボックス)」「ページ数・式(ナンバー)」「単価(ナンバー)」「金額(Formula)」「詳細(テキスト)」「dummy(ナンバー)」を作成します。

()内はプロパティのタイプです。
その後試しに以下の通り「金額」「dummy」以外の項目を入力していきます。

そして、肝心の金額欄のFormulaについてです。金額の列をクリックするとFomulaの編集画面がでてきます。

下の画像は既に必要な構文を記入した後のものになります。

ザ・プログラミングですね。JavaScriptに構文が似ているようです。
「チェックを付ける → その項目の単価をページ数と掛け算して出力」
こちらを説明していきます。

NotionのFormulaには、いくつかのテンプレートパーツが使用方法とともに予め用意されています。
そのためここから必要なものを選び、組み合わせていくイメージです。

まずはIF構文です。上の画像で既に書いたものを翻訳すると
もしチェックされたら,「チェックした場合“単価×ページ数”、チェックされてない場合”空“を出力させる
という内容が書かれています。

Operatorのifにホバーすると使用例(Example)が表示されていますね。これを元に書いたわけです。
multiplyも同様に、ホバーすることで使用例を確認し記述していきます。

「チェックした場合の掛け算だけで、チェックされなかった時の記述は必要があるのか?」
という疑問をお持ちになった方もいるかもしれませんが、ここが注意点です。

この関数機能では「同じ型(今回でいうとNumber)」をtrueの時もfalseの時も条件として入力しておかないとif構文でエラーが発生します。
そのため、dummyという条件入力のための空の列を設けます。もちろんNumberプロパティで、中身には何も入力の必要はありません。これで、チェックされないものは空が表示(金額欄に何も表示されない)が実装されます。見栄え的にはdummyの列は非表示にします。

ここまで作成ができたら、後は必要な頁数をその都度、入力し案件ごとに必要なチェックを付けていけばOKです。

今回ご紹介した機能以外にもFormula にはできることがたくさんあります。
こちらから様々な機能を確認できるので、興味がある方はぜひ!↓

Notion公式ヘルプ日本語版 関数機能:Formula

活用例

例えば、オンライン面談時にこの料金表を画面共有しながら「このページとこのページが必要ですね‥‥下層ページは○ページですね…」などと
実際に料金単価を見せながら、金額感をお伝えすることができます。(細かい実装面は別途、案件ごとに見積します。)

この表が共有されていることで
当初予定していないページも、こんなのがあるんだぁと追加でご依頼いただく可能性や
自分自身も他の項目や機能面にも漏れなく、これが有ったほうが良いのでは?と提案することができます。

お相手の納得感も得られやすくなると思いますし、一度持ち帰って見積だしますねーという場合でも、ある程度の金額感をお相手に伝えることができます。

ざっくりした料金表:WordPress構築10万〜 と記載
面談時:本案件ではWordPress構築20万くらいですね… 

え?なんで??というお相手の疑問・不安を、口頭のみよりも説明しやすくなりますね。

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